Z-EALのユニバーサルジョイントは2軸タイプとは違い可動域は狭いですがボルト・ナットへアクセスできればしっかりとしたトルクを伝えることができるのが特長です。
それでは2軸タイプのユニバーサルジョイントと比較しながら見ていきましょう。
Z-EALユニバーサルジョイントと2軸タイプユニバーサルジョイントの比較
Z-EALの方が2軸タイプと比べ全長が短いです。
全長が短いためより狭い場所へのアクセスが可能となっています。
近年の自動車部品の脱着分解作業では嬉しい機能です。
首振り可動域はZ-EALよりも2軸の方が角度が付きます。
しかし2軸は角度が付くのがメリットに感じますがボルト・ナットへアクセスできても引っかかって回せない事も多々あります。
ちなみにZ-EALの可動域は左右に50°片側へ25°になります。
Z-EALユニバーサルジョイントの特長
▲【公式動画】Ko-kenユニバーサルジョイント
動画はジールシリーズではありませんが六面体や機能性は一緒です。
Z-EALのユニバーサルジョイントはソケットの中に6角ボールが入っています。
この6角面が点ではなくソケットの6側面に面で当たるのでトルクがしっかりと伝わる仕組みになっています。
2軸だと中間のジョイント部で力が分散してしまい角度によっては回しにくいですがZ-EALの場合は角度が付いてもロックせずにしっかりと回すことが可能です。
ラチェットへ装着イメージ
先程も説明しましたが首振り幅は左右に50°なので片方へ25°傾けることができます。
画像で見ても首振り可動域は狭く感じます。
ただしこの可動域の範囲でボルト・ナットをキャッチできればちゃんと回すことができます。
まとめ
Z-EALのユニバーサルジョイントは2軸タイプに比べ全長は短く可動域は狭いです。
2軸だとフラフラしてしまいますがZ-EALは2軸では無いのでその心配はありません。
そして6角面がしっかりとトルク伝達をするのでボルト・ナットへアクセスできれば良い仕事をしてくれます。
また2018年2月に新製品のユニバーサルジョイント 3772Z(可動域がもっと広いタイプ)が発売されましたのでこちらはまた購入してレビューしていきます。