力をかけてボルト・ナットを緩めたり締めたいときに使うスピンナハンドルです。
自動車板金の現場で3/8スピンナハンドルと使う場面では主に12㎜・14㎜のボルトがきつく締め付けてある箇所です。
例えばドアヒンジの12㎜ボルトやシートベルト取付部の14㎜ボルトなどです。
締め付けるときよりも主に緩めるときに使いますが緩めてさえしまえばラチェットで作業したほうが早いので出番は直ぐに終わり早回しが出来るラチェットへバトンタッチになります。
Z-EALスピンナハンドルの特長
全長250㎜のスピンナハンドル3768Z-250です。
握った感じ少し短く感じるかもしれません。
250㎜の他に400㎜のロングが新たにラインナップに加わったので高トルクを必要とする場合はロングがおすすめです。
ソケット差込口は左右へ180°、片側へ90°傾きます。これはどのメーカーも一緒ですね。
そしてZ-EALの場合は右矢印のボールディンプルのくぼみに左矢印のボールがカチッとハマる仕組みになっています。
また90°に曲げた時には矢印部分に溝があるのでそこにカチッとハマるので対象物へのアクセス時にヘッド部分がフラフラしないので作業中のイライラを防止してくれます。
それとKo-ken製品の特長としまして楕円形中間軸(だえんけいちゅうかんじく)と言って軸の部分が楕円形(だえんけい)になっています。
これによりトルク伝達率UP、剛性力UP、軽量化を実現しています。
詳しくは動画をごらんください
▲Ko-ken楕円形中間軸の説明
現場レポート(シートベルトの14㎜ボルト)
自動車のリヤシートベルトです。
板金の現場ではよくシートベルトを取り外します。
その場合こちらの14㎜のボルトは硬く締まっておりメガネレンチなどではオフセットが足らず手が当たってしまうのでスピンナハンドルにソケットを付けて緩めています。
画像はセミディープソケットを使ってますがもっとオフセットを確保をしなければいけないときはディープソケットも使います。
まとめ
このように高トルクをかけて緩めるときに重宝するアイテムがスピンナハンドルです。
緩めたら早回しができるラチェットへバトンタッチします。
また手で握る部分はエラストマーグリップになっており滑りを防止します。
そしてZ-EALのスピンナハンドルは他メーカーには無い楕円形中間軸を採用することによりトルク伝達率と高剛性を実現し軽量化構造になっているので普段の作業現場で活躍しています。
▲3768Z-250
▲3768Z-400(ロング)